エレクトロニカ・詰め合わせ 6

ネット・レーベル音源特集、全曲フリーmp3です
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ニコニコ動画のアカウントがある方はこちらからどうぞ
http://www.nicovideo.jp/watch/sm3595316

曲解説

多分、どこかのネット・レーベルに収録されていた1曲が、王道的で
綺麗なエレクトロニカだったので、色々探してみたところ、アーティストの
myspaceで新EPを++sensorからリリースするよ、とアナウンスがあった。
それをわくてかしながら待ったのが、EP「Medicamentosa」で、この中から
使用。


微粒子のような細かいクリックが敷き詰められ、奥から奏でられる
ピアノ、ギターの柔らかさ。そして伸びやかなシンセが何とも心地良い。


これまでリリースしている音源は全て、ネット・レーベルから。
つまり、全部フリーって事です。この手の音が好きな方は聴かないと!!
ちなみにLast.fmとかしてる方は、この人の曲を聴くと、この人自身から
持ってなさそうな音源をお勧めされるw
http://www.addsensor.com/addsensor_html.htm
↑のsensor 009「Download MP3 zip」からDL可能。
http://www.myspace.com/crisopa

  • 02. Crashed By Car - Full Speed Dead

残念ながら、多分この名義での活動は2004年以来、ストップ。別名義の
Red Linesも余り芳しくないため、ちょっと寂しい。さらにAlexey Devyaninとの
ユニットJenglanderもやはり2003年で終了。うーん。


静かに、穏やかながら染み渡るように音の一つ一つが鳴り響く。
全体的に悲しげなメロディではなく、綺麗で透るものが多く、それで
いてビートのセンスも○。かなりこの曲は好き。なんだけど。


この曲が収録されているFictions And Fires EPは、美メロな6曲が
入っているので、お勧めです。ピアノ好きにも。
http://www.archive.org/details/mtk115
↑から左側のバーから「Whole directory」でEPごとDL可能。

  • 03. Justin McGrath - Fall Face Down, and Wake Face Up

BGM 4の冒頭を飾ったアーティストと同一。この曲を初めて聴いて、
悲しげな旋律を奏でるピアノの音に超反応し、速攻調べまくった経緯がある。
なお、この曲はネット・レーベルModsquareのコンピCtrl-Spaceに収録されて
いるが、その前にリリースされたCtrl-F2も超優良コンピである。


曲は揺れ動くビートに固定のシンセ。徐々に力強さを増す楽曲。
メロディによる展開力+クライマックスのバランスに脱帽。


なんでこの人、特定のレーベルからリリースしなかったんだろう。
大抵、反応があるのもこの人だったりして、活動終了は惜しすぎる。
http://www.archive.org/details/MDSQ002_Ctrl-Space
↑曲単位でDLの際は曲名の右側のサイズ7.8Mのハイパーリンクを。
コンピ丸ごとはWhole Directoryをクリック。

  • 04. ENV(itre) - ICtekk

エレクトロニカを知るに辺り、聴く幅を広げるのに一番なのは
各レーベルのコンピを聴き漁る事。このアーティストは、今はカラーが
ガラッと変わってしまったレーベルNeo Ouijaの名コンピ・シリーズ
Cottage Industries2に収録されていた。


浮遊感たっぷりのエフェクトがかかった太く温かみのあるシンセ、
だけどビートはザラッとした音色の攻撃的ビート・・・この組み合わせの
IDMが好物で、このアーティストはまさにそれ。この曲はそれに加えて
ビートの切り刻み方も素晴らしい。


この曲はコンピDrifting Skywards 3は、アーティストから辿った
ネット・レーベルCold Roomからリリース。コンピからアーティストを見つけ、
そのアーティストが他に参加しているコンピからレーベルを探し・・・と、
無限に探求を続けられるのがエレクトロニカの特徴でもある。
http://www.archive.org/details/CRN003
↑曲単位はサイズ4.8Mのハイパーリンク、zipはこれまで同様に。
http://www.tonatom.net/releases/011/index.html
↑個人的にこのEPもお勧め!

  • 05. Quench - Octane

エレクトロニカで「兄弟」というと、真っ先に思い浮かぶのが
DonとRoelのFuncken兄弟。この2人のユニットがFunckarmaであり、
Quenchだったりする。他にも名義はいっぱいあるけど今回は割愛。


この2人は凄く電子的で緻密な音作りで玄人好み。シンセ・ビートとも
反響させて、その交わりが心地良く響く。熱を感じさせない硬質な
音で、格好良い。


Intelligent Toys 4収録。ここのネット・レーベルのコンピシリーズは
どれも入門向けでもあるので、お勧めです。
http://www.sutemos.net/en/release;gid,20
↑曲をクリック、もしくは下にあるIntelligent Toys 4 in a zip fileから。

  • 06. Wisp - In Round

もろSquarepusher――つまり、ドリルンベース系アーティスト。
3曲目で前述したコンピCtrl-Spaceで、次に驚愕したのがこの人の曲だった。
何しろ思いっきりSquarepusherだったからだw →参照:ドリルンの項目


跳ねるベース・シンセ(多分TB303かな?)をブイブイ言わせ、高速な
ドラムン・ベース、いやドリルンで目まぐるしく展開する。
ビートの扱いや曲構成など、手馴れていて、その後すぐにテクノ板(当時)を
賑わせる事となった。


収録アルバムはElectrotards RecordsからリリースされたhumpelndenBEATSで、
媒体はCDだが、自身のサイトでmp3が取得出来る。初期リリース物は大抵、
mp3で入手できる。が、最近は無事、ブレイクコア/ドリルン・ベース系の
レーベルSublightに移籍・・・したのに、レーベルが閉鎖の憂き目w
しかし、今度はAFX率いるRephlexから新譜を予定しているので、安心だ。
http://www.wisp.kaen.org/
↑該当アルバムの右にあるDownloadから。

  • 07. The Marcia Blaine School For Girls - Speed Is Distance (Talve Remix)

当初予定していたアーティストの音源が読み込めなかったため、こちらを。
リミキサーのTalveは自身オリジナルのアルバムなどがなく、他人のRemixや
コンピへの参加が多い。が、それだけでも好事家の耳に止まるクオリティで
知られる。


元曲は王道的なエレクトロニカ・アルバムをリリースしたThe Marcia〜で、
ビートはかすかなスネアロールだけ。かすかに流れるシンセを取り入れ、
大々的に変化させている。硬質なビートを反復させ、声ネタを切り刻み、
雰囲気だけ残して完全に自分の音楽にしている。聴けば聴く程、味が出る1曲。


リリース元はHighpoint Lowlifeで、CDでのリリースを主体とする傍ら、
所属アーティストのEPやシングル、ライブ音源などをmp3をWeb上で配布する。
なかなか粒揃いなので、ここも抑えておいて損はないレーベルだ。
http://www.highpointlowlife.com/webrelease.php?id=23
↑表題曲をクリック。

  • 08. Bliss - Free At Least

ネットレーベルを調べていて、出会えて良かったと思ったアーティスト。
現在はこの名義で活動しておらず、本名名義で歌ったりしている。そちらも
雰囲気は同様なので、それはそれで良いのだが。本名はHenrik Jose。


これまでの曲と一転して明るい雰囲気、そして軽快なビート、そして
暖かいメロディ。後半には歌とギターまで入る。名曲です。


リリース元はネット・レーベルの大手Monotonik。ここのネット・レーベルは
本当に良質なものが多いので、掘るのも面白い。
http://www.archive.org/details/mtk116
↑いつものWhole Directoryから。
http://www.henrikjose.com/ ←Henrik JoseのHP

  • 09. Turnus - Heartglue

ドイツのアーティストで、今のところはEP1作をリリース。王道的な
エレクトロニカを聴かせてくれ、ポストロックに浮気しつつあった際に
引き戻してくれた。共通点はあるので、一概には言えないが。


フェード・インして盛り上がってくる温もりある浮遊系シンセ、
幾重にも重ねがけて音を広げつつ、どの音も溶け合って絡み合う。
ビートはなく、ギターの音を切り刻んでアクセントに。
音は反復しているようで、微妙な変化を遂げていたり、なかなか手が
かかっている。


レーベルは新興勢力に挙げたいAerotone。全体的に柔らかい音のリリースが
多く、Morrに似た雰囲気も感じる。TurnusのEPもここからなので、
この曲が気に入った際はついでにどうぞ。
http://aerotone.300l600.de/index.php?id=2,42,0,0,1,0
↑07が該当曲。
http://aerotone.300l600.de/index.php?id=2,4,0,0,1,0
↑EPのValedictionsリンク。