エレクトロニカ・詰め合わせ 4
ニコニコ動画のアカウントがある方はこちらからどうぞ
http://www.nicovideo.jp/watch/sm3411713
曲解説
- 01. Justin McGrath - The Night That Laid Still
個人的な隠し玉アーティスト。アルバムは何枚かあるものの
全部セルフ・リリースで固定されたレーベル無し。アーティスト本人から
直接購入する事になったが、おまけでEPもつけてくれた。10ドルで送料込み、
アルバム+EPって赤字間違いなしじゃないか、と感涙。
しかし今年この曲が収録されたEPを最後に、この名義での活動を
終了してしまい、私涙目。今後はPolyfuseというユニットで活動するらしいが
一転してテクノっぽい曲風につき、がっかりかも。昔はEPをフリーで公開して
いたが、Itunesとの提携により有料化。ざんねん。1曲だけmp3で拾えるものが
あるけど、それは動画6に収録、そっちの解説でー。
http://www.justinmcgrath.com/
http://www.polyfuse.net/
- 02. Port Blue - Of The Airship Academy
この人もセルフ・リリースw ピアノを用いた楽曲が多く、
メロディも綺麗で素晴らしい。ビートはHipHopの要素を感じさせ
どっしりと土台も安定。この曲が収録されたアルバムThe Airshipは
捨て曲なしの名盤なので、この手の音が好きな方はぜひぜひ。
そしてこの人も音源全部がmp3で拾えたが、CDRでリリースして通販なども
請け負ったため、現在はEPのThe Albatrossだけダウンロード可能。
興味のある方はそっちを聴くのも良いかもしれない。新譜リリースも近いとか。
秋だそうで、楽しみにしてます。
http://www.myspace.com/portblue
http://www.archive.org/details/PortBlueAlbatrossEP ←whole directoryをクリック
- 03. Kettel - Pinch Of Peer
エレクトロニカの大人気アーティスト、というとこの人っぽい。この曲は
なんかのCMで使われていたような。シャープの携帯電話でした。
オランダのアーティストで、キャッチーなメロディと柔らかい音使いで
エレクトロニカ好き以外の方のハートもわしづかみに。現在はアーティストの
実兄が運営するレーベルSending Orbsで活動中。同郷のSecedeとのコラボが
楽しみだったりして。収録アルバムのThrough Friendly Watersは日本盤も
出ているので、入手しやすいかも。このアルバムも捨て曲無しなのでお勧め。
でも一番良いのは実はHydrusとのスプリットEPだったりして。
あれ最強。4月にMyam James Part1がリリース、2は9月を予定。
http://www.myspace.com/captainkettel
- 04. Eluvium - Hymn #1
良質なアンビエントを作る人。ピアノソロのアルバムがあったり
荘厳で重厚なシンセを幾重にも重ねたり、基本的にはビートレスな作風です。
余りにも分厚すぎて、脅迫的にさえ聴こえかねないぐらいの曲が
あったりしますが、曲間に挟んだ緩めなトラックもまた美しく、
その軽さが好きだったりして。アルバムCopiaに収録。
お酒でも飲んでほろ酔いで、ぼけーっと聴くと飛ばされます。
ドローン過ぎず美しいメロディのバランスもあって、アンビエントも
良いじゃないか、と思ったアーティスト。
http://www.eluvium.net/
http://www.myspace.com/eluviumtaken
- 05. Balmorhea - Baleen Morning
店でかかっていて、なんだこりゃーすげーピアノで綺麗な曲!
という事で早速アーティストを聞き、購入にいたったのがこの2人ユニット。
ピアノとギターの組み合わせで、やっぱりビートレス。
今年リリースされたRivers Arms収録で、こちらはチェロ、ヴァイオリン、
ベースの3人がコラボメンバーとして参加しており、トラックがオーケストラな
構成に。ポスト・クラシックな一枚となっている。
柔らかい雰囲気が続く好盤。ピアノやクラシック好きな人はどうぞ。
http://balmorheamusic.com/
http://www.myspace.com/balmorhea
- 06. Motoro Faam - and Precipitation
東京在住の3人組ユニット。それぞれ打ち込み、ヴァイオリン、ピアノを
担当、だった気がする。ベルギーのレーベルU-CoverのCDRシリーズから
リリースしていたり。
この曲がアルバム...and Water Cyclesの中で一番・・・久石譲な雰囲気で
耳障りも良いかなと。他の曲はもうちょっと実験的な事が多く、
エクスペリメンタルというか。ピアノの音はキラキラしているし、
ヴァイオリンは情緒たっぷりに聞かせ、しかし打ち込みは割とぶっ壊れ気味。
http://motorofaam.com/
http://www.myspace.com/motorofaam
- 07. Arc Lab - Departure Music Part Two
王道的なエレクトロニカ・サウンドを丁寧に作り上げるArc Labの
3rdアルバムThe Goodbye Radioから。この曲が凄く良いから、といって
このアルバムを買うと、なぜかボーカル入りまくりでなんだこりゃーと
思うかもしれないので注意。買うならば1stか2ndを。
音の一つ一つが凄くキラキラとした触りの良い音で、動画の音質が
低下した状態だとかわいそうな・・・って言いつつmp3で
聴いてるわけだけどw 伸びやかなシンセとストリングスの絡みとか、
浮遊感のある音の配置具合とか、この曲は良いなあ。歌モノじゃなくて
こっち側にいて欲しいアーティスト。
http://www.n5md.com/artists.php?artist=Arc%20Lab
http://www.myspace.com/arclabmusic
- 08. B. Fleischmann - Pass By
2回目の登場となったアーティスト。ピアノと生音でベース、打ち込みの
ビートで構成されたトラックに、ビットの崩れた音が覆い被る。
音からして逆再生を取り入れているためか、このザーっという音が
心地良い。
この曲が収録されているWelcome Touristは2枚組で2枚目は1曲50分弱の
大作だったり。曲は生音と打ち込み、そしてノイズの融合で、
なのに何とも言われぬ温かみが魅力的。このアルバムは名盤なので
買えって感じです。BGM1で使った曲もこのアルバムから。
http://www.bfleischmann.com/
http://www.myspace.com/bfleischmann
- 09. Plaid - Ti Born
大御所PlaidはDouble Figureから。ジャジーな雰囲気溢れるこの曲は
軽快なビートが格好良く、凄く好きです(解説じゃない)。
というか、この曲は全然ピアノがメインじゃないのは内緒。
ちなみに今年、新譜が出そうな気がするんだけど、いまだに
リリース元であろうWarpからのアナウンスはなく、どうしたものか。
彼らのオフィシャルではタイトルがScintilliとも発表されています。
さらにサントラ手がけるみたい。最近映像とのリンクが多い。
けど、映像との絡みとかがあるのか、ただでさえ微妙に地味な
感じが、さらに華々しさが欠けているような。
http://www.plaid.co.uk/
- 10. Port Blue - At Anchor
2回目の登場。2曲目と同一の人です。収録アルバムも同じ。
靴の足音がコツ、コツ、と響き渡り、それをビートに据えて
美麗なピアノが哀愁漂うメロディを奏で、中盤から乾いた打ち込み、
シンセが絡みます。この人にピアノを使わせると凄く良いフレーズを
聞かせてくれますねー。たまにシンセの音はちょっとアレかなと
思わないでもないけどw
URLは02の方を参照のこと。
- 11. Aphex Twin - Nannou2
ピアノ、といわれるとこの曲を真っ先に思い浮かべます。
名盤Drukqsの最後を締めるこの曲は、恋人の名前Nannouを用いた
厳かな1曲。ちなみに1はWindowlickerに収録されていたり。
曲の始めは和音だけで構成され、途中から合間に単音が絡んでいく。
この人は天才です。あんな顔するけど、天才。
個人的に自分の葬式で流して欲しいと思う曲w